宮下綾子 Ayako Miyashita

 

東京都出身。幼少より母親の指導を受けヴァイオリンを始める。10歳から川畠正雄門下で学び、小学5年生の時に第48回全日本学生音楽コンクール東京大会第3位入賞。その後、故田中千香士氏の門下生となり国内外のコンクールにおいて多数受賞。

 

東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て、東京藝術大学音楽学部に入学。18歳の時、全額奨学金を得てISA-国際夏期アカデミー(ウィーン・プラハ・ブダペスト3大学主催)に参加。イタリアで開催された第21回ロドルフォ・リピッツァー国際ヴァイオリンコンクールで入賞し、チェコの芸術家の家(ルドルフィヌム)内ドヴォルザークホールにてヴラディミール・ヴァーレク指揮プラハ放送交響楽団と共演。在学中、藝大フィルハーモニア管弦楽団と共演。

 

東京藝術大学音楽学部卒業後、ウィーン国立音楽演劇大学に留学。ソロをミヒャエル・フリッシェンシュラーガー氏、室内楽をペーター・シューマイヤー氏(アルティス・クァルテット)に師事。故ピエール・ブーレーズ氏のオーケストラプロジェクトに推薦を受けて参加、ウィーン楽友協会ホールに出演。ポストグラドゥアール課程を優秀な成績で修了。

 

2010年からはデトレフ・ハーン氏のもとでさらなる研鑽を積むため、スカンジナビア・ニッポン ササカワ財団より助成を得て単身ノルウェーに留学。ノルウェー国立音楽アカデミーで修士課程修了。ヴァイオリン芸術について多くを学んだ。

 

これまで日本をはじめフランス、ギリシャ、アメリカ合衆国、オーストリア、イタリア、チェコ、カナダ、スイス、ノルウェー等、世界各地で演奏活動を行っており、才能と高度な演奏技術を持ち合わせた逸材として活動の幅を広げる。2015年からは自身のリサイタル・シリーズ「ヴァイオリニストの夕べ」を開始、各方面より好評を博す。

 


<師事歴>

川畠正雄

清水高師

田中千香士

浦川宜也

ミヒャエル・フリッシェンシュラーガー

デトレフ・ハーン


<学歴>

東京藝術大学音楽学部 学士

ウィーン国立音楽演劇大学 ポストグラドゥアール課程(飛び入学) ソロコース

ノルウェー国立音楽アカデミー 大学院 修士


<コンクール・受賞歴>

第48回 全日本学生音楽コンクール 東京大会 小学校の部 第3位

第2回 神戸国際音楽コンクール 優秀賞、審査委員長賞

第52回 全日本学生音楽コンクール 東京大会 中学校の部 奨励賞

第6回 高校生国際芸術コンクール(高崎) 第3位、読売新聞社賞、広中平祐賞

第12回 宝塚ベガ音楽コンクール 第6位

第1回 パトラス国際ヴァイオリンコンクール(ギリシャ) 第3位

第1回 旭川・ウィーン国際ヴァイオリンセミナー 優秀賞

第21回 ロドルフォ・リピッツァー国際ヴァイオリンコンクール(イタリア) 第4位、特別賞


<主なリサイタル活動>

リサイタル・シリーズ「ヴァイオリニストの夕べ」

第1回 文化の礎を求めて

第2回 夜想曲